ワークライフバランス
開発のヤマちゃんです。
残りの所定労働時間も残すところ5時間となりました。産休までカウントダウン中。
そんな中、人事労務系の本をオススメされたので読んでみました。
一緒に社内制度の見直しに取り組んでくれた上司から、オススメされた本。「本当のワークライフバランスは仕事のできる人にしかできない」「まじめな人ほど仕事の優先順位がつけられず疲弊する」「ワークライフバランス策としての残業禁止は安直すぎ」など刺さる。シビレる。 pic.twitter.com/iMXUpkLtJn
— ヤマちゃん@産休秒読み (@supportas_mama) 2017年7月21日
主に人事労務の社内制度に関する本ですが、ワークライフバランスの実践について書かれている部分に思うところがあったので、ちょっと長いですが書き留めておきます。
社内制度を作る会社側の目線から、ワークライフバランスを考え直すきっかけになりました。
本当のワークライフバランスは「仕事のできる人」にしかできない
ワークライフバランスとは「仕事と私生活の調和」です。
Twitterで働くママのツイートを拝見していると、私と同じように時短勤務の方も多いです。また最近は「会社はパパを早く家に帰してほしい」という声もよく目にします。
短時間勤務・長時間労働の是正を求めている人は多いのではないでしょうか。
短時間勤務は時間に制限があるため、仕事の効率化が大きな課題になります。
私自身も4年間短時間勤務をして肌で感じています。
この本の中で「仕事のできる人」は短時間で効率よく成果を上げることは可能だけれど、逆にそうでない人はプレッシャーに押しつぶされてしまうことがある…と書かれています。
「仕事のできる人」というと語弊があるような感じがしますが、ここでは「タイムマネジメントができる人」のことを指しています。
自分の裁量で仕事のスケジュールを組むことができる人のことです。
タイムマネジメントができない人の例
- 責任感が強く、任された仕事の優先順位がつけられない
- まじめで、一度決めたスケジュールを臨機応変に変えられない
ぐぅ...これは…あるあるですね...
では、タイムマネジメントができない人は、短時間勤務で活躍することはできないのでしょうか。
この本には、会社がどうタイムマネジメントの教育をしていくべきかという具体的なアイデアも書かれていました!(気になる方は書籍をどうぞ~)
復職後に会社へフィードバックして、皆で共有できる場を設けたいと思います。
ワークライフバランスを一日の時間軸で考えない
保育園のお迎え担当のパパママの場合、たった15分の残業で保育園の追加料金が発生してしまうという人もいるのではないでしょうか。
仕事が終わって家に帰れば「第2ラウンド」の始まり。晩御飯の支度、掃除洗濯、子どものお風呂から寝かしつけ。
子育て中はとにかく時間の余裕がないので、サポータスには短時間勤務・在宅勤務制度に魅力を感じて応募してくれるママがたくさんいます。
ただ、短時間勤務や在宅勤務制度の導入で、みんながみんなワークライフバランスを実現できるわけではありません。
実際に、サポータスで短時間勤務からフルタイムへ変更した同僚ママに話を聞いたところ、収入も増えたし、時間に追われず伸び伸び働けるようになったとのこと。
また、在宅勤務制度を利用しているママ社員の中で、週5日在宅勤務を希望する人はほとんどいません。確かに1人で作業するときは集中できるし効率がいいけれど、会社に来た方が周りを頼りやすいし情報共有しやすいので効率がよいこともあります。
この本の中で、厚労省が推奨しているワークライフバランスは一日単位の「近視眼的」なものだと指摘されています。
ワークライフバランスとは「仕事と私生活の調和」であり、「どんなことに価値をおいた人生をおくりたいのか」「自分のライフで大切なものは何なのか」によって決まるものなので、中長期的な視点が必要ですね。
給与が下がっても勤務時間を短くしたい人もいるでしょうし、残業してでも給与がたくさん欲しいという人もいるでしょう。
同じ子育て中のパパママでも、家事育児を夫婦で分担している家庭もあれば、妻がワンオペという家庭(わが家)もあります。家庭の事情によって、子どもがいても短時間勤務が必要ない場合もあります。
若いうちにたくさん経験を積んで、その余力で人生の後半は楽に過ごすという考えもあります。
子どもが生まれてからは勉強する時間がないので、私も独身時代~出産前の仕事の経験を食いつぶしながら働いているような気がすることも。
独身時代・出産前の自分のキャリアという貯金を食いつぶして働いているような感覚になる時がある。どこを目指すか・何年後にどうなっていたいか、自分の中に芯がないとものすごく揺さぶられる。
— ヤマちゃん@産休秒読み (@supportas_mama) 2017年7月20日
昔の自分に救われることも。
元どおり働けるのが理想だけど、あくまで理想なので。不安定な働き方になってしまう場合も想定して、どんな仕事なら出来そうか認識すり合わせ。
— ヤマちゃん@産休秒読み (@supportas_mama) 2017年8月1日
これまでやってきたキャリアがあるからこそ、こちらからも提案が出来るし融通がきく。続けてきてよかった。
「ワークライフバランス」という言葉が先行していて、自分のワークもライフも見失ってしまいそうな時がありますが、”こうあるべき!”という一般論に流されず、産育休中に自分なりのワークライフバランスを考えてみたいです。
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